Microsoft Teams管理センターを日本語化する手順

Microsoft Teamsの管理センターは、デフォルトでは英語表示になっている。これを日本語で使いたい場合、Azure Active Directory (Azure AD) 上の言語設定を変更する必要がある。残念ながら、この設定はGUIではなくPowerShellからコマンドで行わなければならない。以下に具体的な手順を説明する。

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PowerShellの準備

まず、PowerShellを管理者として実行する。

スタートメニューから「PowerShell」を検索し、右クリックで「管理者として実行」を選択

Azure ADモジュールのインストール

Azure ADに接続するためのモジュールをインストールする。

Install-Module -Name AzureAD

インストール中にプロンプトが表示される場合、「Y」を入力して続行する。

Azure ADへの接続

Azure ADに接続する。以下のコマンドを実行し、表示される認証画面で管理者アカウントを入力する

Connect-AzureAD

ユーザーのObjectIdを確認

言語設定を変更する対象ユーザーのObjectIdを確認する。

Get-AzureADUser -All $true | Select-Object DisplayName, ObjectId, UserPrincipalName

取得したObjectIdは、後の手順で使用するため控えておく。

実行結果の例

DisplayName                      ObjectId                             UserPrincipalName
-----------                      --------                             -----------------
teamsのアカウント名                ここに記載されているのがObjectId         teamsアカウントのメールアドレス

現在の言語設定を確認

現在の言語設定を確認するには以下を実行する。

Get-AzureADUser -ObjectId [取得したObjectId] | Select-Object DisplayName, PreferredLanguage

現在のPreferredLanguageが確認できる。初期状態では空になっていることが多い。

言語設定を日本語に変更

preferredLanguage属性を日本語に設定するため、以下を実行する。

Set-AzureADUser -ObjectId [取得したObjectId] -PreferredLanguage ja-JP

設定の確認と反映

設定変更後に再確認する。

Get-AzureADUser -ObjectId [取得したObjectId] | Select-Object DisplayName, PreferredLanguage

設定が正しい場合、「ja-JP」と表示される。変更が反映されていない場合は、Teams管理センターから一度サインアウトし、再度サインインする。

まとめ

これらの手順を完了すれば、Microsoft Teams管理センターを日本語で利用できるようになる。ただし、言語設定程度はGUIから操作できるようにしてほしいところだ。