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macOS Ventura以降でシャットダウンや再起動をスケジュールする方法

macOS Ventura以降でシャットダウンや再起動をスケジュールする方法
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macOS Ventura以降では、システム設定からのスケジュール機能がなくなったため、シャットダウンや再起動、スリープをスケジュールするにはターミナルを使用する必要がある。この記事では、ターミナルを使ってこれらのアクションをスケジュールする方法を詳しく説明する。

目次

ターミナルを使用してスケジュールを設定する方法

STEP
ターミナルを開く

まず、Launchpadから「ターミナル」を検索して開く。

STEP
pmsetコマンドを使用

シャットダウンや再起動、スリープのスケジュールを設定するために、以下のコマンドを使用する。

sudoコマンドを使うため、パスワードの入力が求められる。

指定日時にスケジュールを設定するコマンド

sudo pmset repeat <アクション> <指定日時>

繰り返しスケジュールを設定するコマンド

sudo pmset repeat <アクション> <曜日> <指定時間>

変数の補足説明

<アクション>、<曜日>、<指定日時>、<指定時間>は変数である。以下に各変数の補足説明を記載する。

アクション

コマンド説明
shutdownMacをシャットダウンする
restartMacを再起動する
sleepMacをスリープする
wakeMacのスリープを解除する
wakeorpoweronMacのスリープを解除するか、電源をオンにする

曜日

コマンド説明
M月曜日
T火曜日
W水曜日
R木曜日
F金曜日
S土曜日
U日曜日

毎日実行させたい場合はMTWRFSU全てを記載する

指定日時

コマンド説明
YYYY-MM-DD HH:MM:SS実行したい日時を24時間形式で指定する(例: 2024-12-25 22:00:00)

指定時間

コマンド説明
HH:MM:SS実行したい時間を24時間形式で指定する(例: 22:00:00)

使用例

例えば、毎日夜10時にシャットダウンし、朝7時に起動するように設定する場合、以下のコマンドを使用する。

sudo pmset repeat shutdown MTWRFSU 22:00:00
sudo pmset repeat wakeorpoweron MTWRFSU 07:00:00

現在のスケジュールを確認する

現在設定されているスケジュールを確認するには、以下のコマンドを使用する。

pmset -g sched

このコマンドを実行すると、設定されているすべてのスケジュールが表示される。

スケジュールを削除する

設定したスケジュールを削除する場合は、以下のコマンドを使用する。

sudo pmset schedule cancel shutdown
sudo pmset schedule cancel restart
sudo pmset schedule cancel sleep
sudo pmset schedule cancel wake
sudo pmset schedule cancel wakeorpoweron

よくあるエラーと対処法

エラー: “Could not parse date”

コマンド内の日時形式が正しくない場合に発生する。”YYYY-MM-DD HH:MM:SS”の形式で正しく入力されているか確認する。

エラー: “Permission denied”

sudoコマンドを使用するため、管理者権限が必要。パスワードを正しく入力したか確認する。

まとめ

macOS Ventura以降では、シャットダウンや再起動、スリープのスケジュール設定をターミナルで行う必要がある。ターミナルを使用した設定は少し技術的だが、正しいコマンドを使用すれば簡単に設定可能だ。効率的な電力管理と作業の効率化を図るために、これらの機能を活用してみよう。

macOS Ventura以降でシャットダウンや再起動をスケジュールする方法

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