Google AI(Gemini)をファミリーグループでシェアしてコストを抑える方法

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Geminiは複数人でシェアできることを知っているだろうか? ChatGPTやClaudeの有料プランには、こうした「ファミリーで割り勘」する仕組みがない。一方、Google AI(Gemini)はファミリーグループで最大6人まで共有でき、一人あたりの月額を大きく下げられる。AIツールのコストを抑えたいなら、Geminiをシェアで使うという選択肢は十分ありだ。この記事では、その方法とメリット・注意点をまとめる。

目次

ファミリーグループでGoogle AIをシェアするメリット

Googleにはファミリーグループという仕組みがあり、最大5人(本人を含めて6人)まで有料サービスを共有できる。ポイントは次のとおりだ。

本人を含めて6人で1つのプランをシェアできる。レートリミット(利用回数制限)は個人ごとに別枠なので、6人で1アカウントを奪い合うようなことはない。Google AI(Gemini)や画像生成(Imagen 等)もこの仕組みで共有可能だ。Googleの公式条件では、血縁・同居・婚姻・生計の共有は問われないという記載がある。ただし、Googleは規約変更やアカウント停止を事前通告なく行うことがあり、家族以外でグループを組むかどうかは自己責任で判断してほしい。

信頼できる仲間と組めば、一人あたりの月額を下げながら、各自が独立した利用枠でGoogle AIを使える形にはなる。

ChatGPT・Claudeにはない「シェア」という選択肢

ChatGPT PlusやClaudeの有料プランは、1アカウント1人用だ。家族や友達と料金を分け合う公式の仕組みはない。その点、GeminiはGoogleのファミリーグループと連携しているため、最大6人で1プランを共有できる。同じ有料AIを使うなら、コストを下げるためにGeminiをシェアで選ぶという判断は十分ありだ。

シェア以外のGemini有料プランのメリット

ファミリーグループで共有するのはGoogle Oneベースのプランなので、Geminiの利用に加えて次のような特典も付いてくる。

Google Oneのストレージが2TB使える。写真やドライブのバックアップ、Gmailの大容量化など、普段使いのストレージとしても使える。ノートブックLM(Notebook LM)の制限が緩和され、長いドキュメントのアップロードや対話の上限が有料プランなら有利になる。研究や資料読み込みでノートブックLMを使う人にはメリットが大きい。このほか、GmailやGoogle検索などでのGemini組み込み機能も、有料プランならより快適に使える。

料金の目安(2026年2月時点の情報)

プラン・契約形態ごとに、人数でシェアした場合の一人あたり月額を算出した。Googleの公式プラン・料金ページ等に基づく。下表の「1人」〜「6人」は、その人数でシェアしたときの一人あたりの月額(円)だ。

プラン 契約 支払い 1人 2人 3人 4人 5人 6人
Google AI Pro(月額) 月額 2,900円/月 2,900 1,450 967 725 580 483
Google AI Pro(年間) 年間 29,000円/年 2,417 1,209 806 605 484 403
Google AI Ultra 月額 36,400円/月 36,400 18,200 12,134 9,100 7,280 6,067

Google AI Proは月額契約(2,900円/月)と年間契約(29,000円/年)の2種類がある。月額のまま六人でシェアすると一人あたり約483円、年間契約で六人なら一人あたり約403円になる。年間契約の方が月額換算で安いため、継続して使うなら年間がお得だ。Google AI Ultraは年間契約がなく毎月36,400円となるため、シェアで使うならProの年間契約に留めるのが無難だ。

補足として、セール時は年間プランがさらに割引になることがある。公式サイトやキャンペーン情報をこまめに確認すると、より安く申し込めるタイミングが見つかる可能性がある。

料金は変動するため、申し込み前にGoogleの公式ページ(Google AI プランと料金)で最新情報を確認する必要がある。

利用する前に知っておくべき注意点

ファミリーグループでGoogle AIをシェアする際は、次の点を押さえておくといい。

AI credits(画像生成などに使う枠)はグループで共通の枠を共有する。画像生成をよく使うメンバーがいる場合は、取り合いになる可能性がある。ファミリーグループは1年間に1つしか所属できず、12か月に1回だけ別のグループに切り替えられる。気軽に乗り換えはできない。

支払いは「親」となる1人が立て替え、あとからメンバー間で精算する形になる。親はGoogle Oneの「ファミリーへの共有」をONにする必要があり、ファミリーグループへの追加とは別設定だ。子アカウントは親からペアレンタルコントロールの対象にされる可能性があるため、メインのGoogleアカウントではなく、Google AI用の専用アカウントで参加する方が安全だ。

複数アカウントを個人で持ち、そのうちの一つをファミリーに参加させる運用は、サポート上は許容されているという情報もあるが、利用規約やBANポリシーのリスクは自己判断で考えた方がよい。

Googleは規約違反と判断した場合、事前の通告なくアカウントを停止(BAN)することがある。また、ファミリーグループの対象や利用条件が将来変更される可能性もある。家族以外でグループを組む場合は、公式の利用規約を都度確認し、万が一の停止や規約変更に備えて自己責任で利用してほしい。

ファミリーグループの参加条件(公式)

ファミリーグループを作成するには、18歳以上(お住まいの国の同意年齢に達していること)が必要だ。参加する側はGoogleアカウントを持っていればよく、招待されるメンバーは管理者と同じ国に居住している必要がある。公式の記載上は血縁・同居・婚姻・生計の共有は問われない。参加できるファミリーグループは同時に1つだけ、12か月に1回のみ別のグループへ切り替え可能という制限がある。家族以外でグループを組むかどうかは、規約変更やBANのリスクを踏まえ、自己責任で判断してほしい。

詳細はGoogleの「ファミリー グループで家族ともっとつながる」や「Google AI プランと料金」などの公式ページで最新情報を確認してほしい。

まとめ

ChatGPTやClaudeにはない「複数人でシェア」が、Geminiならファミリーグループでできる。レートリミットは個人別なので、実質的に割り勘でプレミアム機能を安く使える。Proを年間契約で六人シェアなら一人あたり月額約403円程度だ。加えて2TBストレージやノートブックLMの制限緩和など、有料プランならではのメリットも付いてくる。

AI creditsの共有やグループ変更の制限、支払い・精算の手間、アカウント運用のリスクに加え、Googleの規約変更やBANの可能性もある。家族以外で組む場合は特に自己責任で、信頼できる相手と条件を話し合ったうえで、公式の料金と規約を都度確認してから利用するのがおすすめだ。リモートワークや副業でAIツールのコストを抑えたい人には、選択肢の一つとして検討する価値がある。

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